【健康途上の視点から今日のひとこと】
「1日30種類以上」を目標にする3つのメリット。
① 栄養素に不足がなくなる
② 片寄った成分を食べ続けることへのリスク分散
③ 自然に時間と心の余裕ができる
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「1日に30種類以上のものを食べよう!」という有名なスローガンがあります。
からだに必要な栄養素は多様ですから、同じものばかりを食べていては何かが足りなくなる、そういう取りこぼしをなくすために「30」という数字が示されているのだと思います。
これが良く知られた第1のメリットです。
実際数えてみればわかりますが30種類を食べようとすると結構大変、というかそれなりにかなり意識する必要があります。
その点、幕の内弁当などは1食分に色とりどりの料理がちりばめられていて世界に冠たる優等生と言えそうです。
ところで偏食しないことの第2のメリットは「リスク分散」です。
同じものばかりたべる生活が積み重なると、そこに含まれている特定の成分から悪影響を受けるかもしれないからです。
とくに一人暮らしをしておられる方は「きらいなもの」は自動的に避けてしまいますから要注意です。
食習慣には「量、タイミング、順序、速さ、種類」といったファクターがありますが「適当なタイミングであっという間にドカ食いをしてオワリ!」という食事ではバラエティなど無視されがちです。
逆にこの一食には何種類あるかな?と気を配るような流儀には単なる栄養摂取以上に受け取れるメリットがたくさんあります。
食べる時間と睡眠時間は節約しても結局ろくなことはないのです。
忙しい世の中に暮らす現代人にはまずそんな時間と心の余裕を取り戻すことが重要ですが、食材30種類に気を配ることがこの余裕につながります(第3のメリット)。
毎日の食のバラエティに気を配る側に回るかドカ食い派に行ってしまうか、このちがいが人生の後半で大きな健康格差になってあらわれてきます。