クスリとサプリ

使い方をまちがえるとクスリは身体の害になり、サプリはお金の無駄になる

【健康途上の視点から今日のひとこと】

お金を無駄をしない「サプリ使いの名手」になってもう一歩先の健康をめざしましょう!

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クスリは患部に届くと少々「手荒いこと*」をしてでも痛みや発熱、吐き気などの症状をおさえにかかります(*阻害剤、遮断薬、弛緩薬などやや物々しい名前がついています)。

「症状が和らぐこと=治癒」ではありませんが、それでも強い苦痛がゆるむことでしっかり睡眠や食事がとれ、回復が早まるメリットは重要です(ついでにこのことから、病気を治しているのはクスリではなく身体そのものだということもわかります)。

ですが薬は全身を巡るので、普通に問題なく生きている大多数の平和な細胞にも無差別に「手荒いこと」をしてしまうことを避けられません。

これが副作用(ワクチンの場合なら副反応)です。

つまりクスリはいったん飲めば必ず全身のあちこちで「余計なこと」もしてしまうわけです。

一方サプリメントの多くは食品の成分なのでふつう身体に「手荒いこと」はしません。

その仕事は主に二つ、第一は「足りないところに行ってそれを補充すること(効果面での役割り)」、第二は「足りていれば何もせずに素通りして排泄されること(安全面の長所)」です。

こういうクスリとサプリの違いは必ずしも医療現場でも認識されていません。

医師の監督下で飲むのがクスリ、自分で勝手に買って飲むのがサプリだという認識しかなければ「サプリは効き目が弱いクスリである」という誤解からなかなか逃れられません。

ただ、サプリメントの弱点は使い方がまずいと素通りするばかりで、お金の無駄になってしまうことです。