【健康途上の視点から今日のひとこと】
ダイエットも家計もその成否は「収支の差」で決まります。ただし、これは理屈の上で正しいだけ。
野球で言えば「ホームランを打てば勝つ」というようなもの。実践には別の工夫が必要です。
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「家計」と「体重」にはよく似たところがあります。
どちらも、
残る量 = 入って来たもの ー 出て行ったもの
という式で表せるからです。
そしてもうひとつ「一生これを管理し続けなければならない」というところも共通しています。
よくダイエットでは
摂取カロリー > 消費カロリー
にならないようにしよう、ということが言われます。その通りです。
家計ではこの点が逆で、
収入額 > 支出額
になるようにしよう、となります。これもその通り、正論です。
しかし、これを言うのは簡単ですが実行はなかなか難しい、こういうところも似ています。
そして最後に、もうひとつ重要な共通点があります。
それは「入ってくる方」が「出て行く方」よりも計算しやすい、ということです。
つまり、家計ではお給料が月収や年収でおよそ決まっていますが、いくら使うかということはよほどの工夫をしないかぎり把握が難しいと思います。
いや、我が家は厳密に出費を管理しているという方もおられるかもしれません。ですがそれでも月々に給与から天引きされている税金や社会保険料、銀行口座から引き落としになっている
光熱費、家族個々人のスマホ代金などをつぶさに把握することはなかなか容易ではありません。
カロリーの方も事情は似ていて、毎食のメニューが何キロカロリーくらいあるのかということは少し調べればそこそこ正確に知ることができますが、消費されて行く量を把握することは日
常生活ではまず不可能に近いと思います。
ということは、ダイエットに成功しようとしてもこの「摂取カロリーと消費カロリーの差を求める」ということは実際にはできない方法である。こんな結論になってしまいます。
ではどうすればよいのか?
「外れないダイエット」を始める前のキホンについて次回お話します。